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目の病気について

花粉症

花粉症は、原因となる花粉(アレルゲン)を吸い込んだために起こるアレルギーです。


今年は暖冬の影響で花粉の飛散時期も2月中旬からと早く、大量の飛散が岩手でも予想されています。

花粉症の原因となる植物は、現在、日本では40種類以上が報告されています。特にスギやヒノキは大量に植林され風に舞った花粉は上昇気流に乗り季節風に運ばれて、数十㎞離れたところまで飛んでいきます。日本の人口の約10~20%がスギ花粉症にかかっているといわれます。

イネ科牧草(カモガヤ)やキク科雑草(ブタクサ、ヨモギ)なども代表的な花粉症の原因植物ですが、雑草花粉が飛散する範囲は半径数㎞程度です。

花粉症の4大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみと言われています。アレルギー症状を起こす化学物質が細胞などから放出されると、神経や血管を刺激します。これらの化学物質で知覚神経が刺激されると「くしゃみ」「鼻水」「なみだ」が出て、さらには「目のかゆみ」「鼻のかゆみ」なども起こります。


目の症状としては目のまわりが痒くなり、まぶたがはれぼったくなり結膜が腫れます。重症になると結膜(白目)に浮腫が生じます。痒いので擦ったりするとさらに悪化し、結膜や角膜(黒目)を傷つけ、目がゴロゴロしたり、かすんだり、まぶしく感じたり、痛みが出たりします。 時には涙の洪水に襲われます。このほか鼻、のど、気管支、胃腸にもさまざまな症状が現われ、全身の倦怠感や発熱が出る場合もあります。


花粉症対策としての生活上の注意点は


なるべく外出をさける

マスク、眼鏡、帽子、マフラーを着用して花粉を遠ざける

バランスのとれた食事を心がける

たばこや酒、刺激の強い香辛料などの摂取を控える

皮膚を鍛え、ストレスをなくすように心がける


また、花粉症を抑えるためには、早めの対策が効果的です。

花粉情報をもとに、本格的に花粉が飛び始める1~2週間程前から、あるいは少しでも症状がでた時期に医師の診察と指導を受けて病院で処方される薬を服用し始め、花粉シーズン中も続けることで、症状を軽くすることができます。