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目の病気について

白内障手術

白内障は眼の中の水晶体という部分が濁って、視力が低下する病気です。

水晶体はカメラでいうとレンズに相当します。直径9mm、厚さ4mmの凸レンズの形をし嚢という膜に覆われています。正常な水晶体は透明で光をよく通します。 しかし、さまざまな原因で水晶体の中身のたんぱく質が変性して濁ってくることがあります。これが「白内障」です。水晶体が濁ると光がうまく通過できなくなるため視力が低下します。


水晶体の濁り方は人それぞれのため症状が違ってきます。主な症状としては「眼がかすむ」といったものですが、「まぶしくなる」「メガネがあわなくなる」「二重、三重にダブって見える」という症状もあらわれます。


白内障の治療としては、日常生活に支障がない程度であれば、点眼薬や内服薬により白内障の進行を遅らせます。これらの薬剤は、水晶体が濁るスピードを遅くするもので、症状を改善するものではありません。 白内障が進行して、日常生活に不自由を感じるようであれば、手術を行います。 「視力で低下している」「外ではまぶしくて極端に見えにくい」「視力が0.7以下になって運転免許の更新ができない」といった症状の時は手術を考えましょう。


白内障の手術は主に、濁った水晶体を超音波で砕いて取り除き、人工のレンズ(眼内レンズ)を入れる水晶体再建術が行われています。